保護者磨き
歯が生えてきたら歯磨きのスタートです。まず赤ちゃんが歯ブラシに慣れるようにしましょう。歯ブラシを鉛筆の持ち方でにぎり、赤ちゃんの頭をお母さんの膝にのせて、寝かせた形で磨きます。
また、むし歯になりやすい奥歯の噛み合わせ4ヶ所と上の前歯は特に注意して磨きましょう。歯ブラシの毛先を歯にきちんとあて、軽い力で小きざみに動かして磨きます。
手の力を抜いて優しく一本ずつ磨きましょう。この時、上の前歯の近くにあるひだ(上唇小帯)を強くこすらないように気をつけましょう。
仕上げ磨き
この時期は、乳歯が生えそろったり、顎が大きくなって歯と歯の間にすき間ができたり、最初の永久歯である奥歯(第一大臼歯)が生え始めるなど、口の中の変化の激しい大切な時期です。子どもが磨いた後に、保護者が磨いてあげるようにしましょう。
特に、生えはじめの背の低い奥歯や生え変わりの歯並びが凸凹している部分などは、歯ブラシが届きにくいので、歯ブラシを口のななめ横から入れ細かく動かすなどの工夫をして丁寧に磨くように心がけましょう。
点検磨き
乳歯と永久歯の交換が始まり、永久歯が生えてきます。永久歯はこれから一生使用するとても大切な歯です。子どもが磨いた後には、不充分なところを磨いてあげるようにしましょう。
特に歯面は、3つに分けて考え、中央部は毛先全面を使って磨き、左右の隣接面は歯ブラシの脇で磨きましょう。
また、生えたての奥歯(6歳臼歯)は、やわらかく酸に弱いだけでなく、背も低いので、丁寧に磨きましょう。